News & Blog

特集LIFESNAPのつくるひと: フォトブックデザイナー・古我佳子さん インタビュー 「家族の物語を紡ぐライフブック」 03

01「きっかけは我が子の1冊。」
02「ワーキングママの日常。」
03「息子の七五三、息子のライフブック。」
04「母目線であり、デザイナー目線。」
05「ご家族に‘タイムマシーン’の1冊を。」


写真を撮ること、
そして写真を「残す」ことも
大切にしたいと考え誕生した、
オリジナルのフォトブック
「LIFEBOOK(ライフブック)」。
専属デザイナーによって
シンプルでありながらも、
ご家族の記憶に寄り添う
丁寧な1冊をお届けしています。
そんな手仕事のようなLIFEBOOKは
作れる冊数に限りがあり、
お届けにもお時間をいただいてしまうことも…
けれど、まだきっと知らない人も多いはず。
そこで、お届けして6年目を迎えるいま、
あらためてLIFEBOOKについて
作り手であるブックデザイナー・古我佳子さんに
聞いてみることにしました。
インタビューのすべてを全5回でお届けします。
担当は私、スタッフの今関です。



<古我佳子さんプロフィール>
デザイナー。北海道生まれ。小学生になる1児の母。2014年よりLIFESNAPのブックデザイナーとしてLIFEBOOKを多数手がける。


03「息子の七五三、息子のライフブック。」


(>>前回02より続き)

古我:LIFESNAPで最初に手がけたお客様のライフブックが…えっと女の子の七五三だったんですけど、実は、それが息子の氏神様である同じく世田谷八幡宮での撮影だったことに、またすごくご縁を感じています。

— 不思議なご縁ですね!

古我:すぐ近所であり、息子のお宮参りにも行った世田谷八幡宮、お参りの導線が分かっていたいりだとか、そこの景色の美しさを理解していたので、ここは背景の映る写真を選ぼうですとか、すごく楽しんで作ることができました。
緑の美しい世田谷八幡宮

緑の美しい世田谷八幡宮

— なるほど。その後、今度は古我さんご自身のお子さんの七五三も行かれたと伺いましたが…

古我:はい、息子の5歳の七五三も、やはり同じ世田谷八幡宮でした。お参りの日にカメラマンさんに来ていただいて、ライフブックの方は私が作成しました。それまでにも、お客様の七五三のライフブックは何百冊もやらせていただきながら、我が子の七五三はこんな風にしたいと色々理想が膨らんでいたんですけど、いざ撮影になってみると、もうそれどころではないというか…自分が撮られることも我が子がちゃんと撮られているかというドキドキも本当に初めてで、ドタバタの思い出ですね。(笑)

— そうだったんですね。(笑)
息子さんの七五三は穏やかな晴れ空の12月に◎

息子さんの七五三は穏やかな晴れ空の12月に◎

古我:でも、その時に改めて、実際自分で経験してみて真に実感できたというか、また新たな気持ちで、よりお客様の立場に立ったブック作りができるようになったと思っています。また、自分が構成した我が子のライフブックも、日数が経って、現物が自分の家に送られてきて、表紙を見た時のわくわくも1ページ目を開いた時の感動もすごく大きいものだったので、お客様にもその感動が届けられているのかなと思うと、とっても幸せな気持ちになりました。

— 息子さんが自分のライフブックを見たご様子はどうでしたか?

古我:すごく照れくさそうに、でもとっても嬉しそうで。それは私のパソコン仕事をしているのを覗きながら、「いつか僕もこんな着物着てみたい」みたいに、すごく楽しみに何年もかけて楽しみにしていて、僕の番が来たっていう気持ちで撮影してもらったっていうのがあるんですね。嬉しさひとしおなんだなっていう風に親としてはみています。そのブック自体も宝物なんですが、それを家族みんなで眺める時間も息子が指差して、「僕だ!」って笑顔でページをめくっているその姿も宝物の一つに加わった感じです。(笑)

— 息子さんが、お母さんのお仕事している姿を見ていたというエピソードにぐっときてしまいました!


(次回04「母目線であり、デザイナー目線。」へ続きます)
CLOSE