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LIFESNAPにかかわる人に会いにゆく:イラストレーター・松尾ミユキさんインタビュー03

01「2足のわらじは古着屋さんのバイヤーと
イラストレーター」

02「毎朝5時半のお弁当作りもあるから、
イラストは夜描きます」

03「色んなものをごちゃまぜに描くのが好きです」
04「千歳飴袋の間違い探し、結構難しい(笑)」

七五三で手に持つのは、
やっぱり「千歳飴」。
折れたり裏返しになったりを気にしないで
のびのび撮影できるほうがいいし
ずっと写真に残るから
こだわりぬいた千歳飴袋を作りたい!
LIFESNAPは
そんな思いで千歳飴袋をつくりました。
千歳飴袋のすてきなイラストを
描いてくださったのは、
イラストレーターの松尾ミユキさん!
柔らかなタッチと色づかい
生き物たちや草花にあたたかみを感じさせる
LIFESNAPでしか手に入らない千歳飴袋です。
こんなにすばらしいイラストを描かれる
松尾さんにお会いしてみたくて
昨年の9月、私たちは名古屋へと向かいました。

インタビューのすべてを全4回でお届けします。
担当は私、スタッフの今関です。

<松尾ミユキさんプロフィール>
1973年名古屋生まれ。主に雑誌、書籍、カタログ、CDジャケット、パッケージのイラストレーションの仕事をしている。また、食器やファブリックといった雑貨のイラストレーションも多く手がけていて、2020年9月にはスタジオクリップさんより、松尾さんのイラストを使ったルームシューズや、コンパクトミラーなどの雑貨が発売された。


03「色んなものをごちゃまぜに描く
のが好きです」


(>>前回02より続き)

— お仕事以外に個展もされているのですね。
 
松尾さん:はい。名古屋にあるお友だちのカレー屋さんで定期的に個展を開いています。その店主がすごくトークが上手な方で「来年このあたりで個展やってね」って依頼してくださるので、そこに向かってやっていってます。

でも、個展は期限のある普段のイラストのお仕事と違って、まずは何を描こうかというテーマ決めからスタートするので大変なプレッシャーです。プレッシャーとか、あまり好きじゃないんですけど、普段のお仕事だけだと絵が下手になっていってしまうような、新しいものが生み出せないような気がするので、個展は必要なものだと思っています。
あまり犬は描かないという松尾さん 貴重なトイプードルのイラスト

あまり犬は描かないという松尾さん 貴重なトイプードルのイラスト

— 個展は大変だけど、少しずつ新しいチャレンジみたいなのがある感じですか?

松尾さん:はい。個展をすると「こういうのが描けたな」とか「こういうの生み出せたんだな」とか、発見があって、その後の仕事にも良い風に作用すると感じています。個展だと「新しいものを出していこう!」という気持ちも大きいですね。
一枚のイラストに仲良くおさまる、いくつもの実や種、そして葉っぱ

一枚のイラストに仲良くおさまる、いくつもの実や種、そして葉っぱ

— なるほど。最近の個展では、モノクロっぽいイラストを拝見しました。それはたしかに「いつものイラストで見ている松尾さんのイメージと違う感じなのかな」ってすごく思ったりしましたね。

今回、私たちが松尾さんにイラストをお願いしたいと考えるきっかけにもなった「生命の木」というイラストがとても印象深かったのですが、このイラストのイメージをお聞かせいただけないでしょうか?

松尾さん:「生命の木」は個展用に描いたものです。もともと、木っていうか植物でも同じ1本からフルーツがついていたり、色んな葉っぱとか花とか、色んなものをごちゃまぜに中に入れて描くのが好きなんです。もちろん木も好きで、そこに自分の好きな鳥もいれて……だから、あれは私の本当に好きなものが詰まっている感じの絵です。

— 本当に素敵なイラストですね。

(次回04「千歳飴袋の間違い探し、結構難しい(笑)」へ続きます)
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